細い腕 太い指

僕はただ虚飾の君を捕らえてた

つもりになってた

いなかった

あからさまな敵意を向けるよりも

静かな狂気を招く

ゆるりとした空間にいることを

知らせてあげる方が

親切な恐怖心を

与えて

逃げられないかもしれない

ことを

植えつけれるのかしらね

爪をかんだ 

さよなら

ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい

もう崩れていく

色々落ちて 生きそう

偶に自分がひどく矮小に見えることが

偶に じゃないか

よく自分がひどく矮小に見えることがあって

その度どうしたらね

いいのかしらね

ね

魚は飛びますか

空は落ちますか

虹は食べますか

海は暮れますか

すかーれっと!

最果て

部屋の掃除をしてたら
昔使っていた壊れた眼鏡を見つけた
レンズが片方外れてて
剥き出しになってた
傷だらけだったので
軽く洗って
拭いた

きれいになった

そこから夕陽を見て
傷にくすんだ世界を見た

レンズは
持って帰ろうと思う