全部 終わったよ
忘れていた
あと一つの品を
最後の鍵穴に埋め込んで
鍵は捨ててしまった
悪魔だって云われても
誰かにだけしか見せない
そんな笑顔があればいいのさ
POKKA POKKA
笑顔のロボットが
新しく揺れているよ
不良品の優雅な余生
全部 終わったよ
忘れていた
あと一つの品を
最後の鍵穴に埋め込んで
鍵は捨ててしまった
悪魔だって云われても
誰かにだけしか見せない
そんな笑顔があればいいのさ
POKKA POKKA
笑顔のロボットが
新しく揺れているよ
人間航路先読みゲーム
編み込む糸に
彼らが掛かるように待つ
僕は紅茶を満喫する
釣りをするように
急がず 優雅に 待つ
とびきり美味しい餌をぶら下げて
頭から喰いつくのを
楽しみにしているよ
奇跡に乗りかかった世界の上で
どこまで魔法は通じるのだろうか
そんな素敵なギャンブルを
みんな無意識のうちにしているんだ
だから
少しくらいの失敗で怒るなよ
急いで使って無くすなよ
掛け金がなくなったら
死んじまうんだぜ
其れが最後かどうかなんて
そんなものやってみないと
わからないだろう
無闇に決めつけて
選択肢を潰したくはない
思い込みに潰されるのは
もううんざりなんだ
決めつけも諦めも高望みもしない
過去を踏みつけて戒めに
今にかじりついて生きる
地軸数度の違いで
僕らのこの世界が崩れてしまうのなら
今までの一瞬一瞬は
台本上における
仕組まれた奇跡の連続なのだろう
飢えも乾きも
赦されない
医者にならないと分からないこともある
何を言おうと
知りたいところにたどり着くためには
相応の苦労が必要だと言うこと
着ぐるみの中から
箸を使って
豆を摘むような
そんな理不尽さをかいくぐる
そんな行為に近い
何事においても だ
面倒くさがるなんて以ての外だ
時計は回り続ける
戸惑いながらも
止まらない
でももう
逆らわない
或るものをそのまま
受け入れる
そんな覚悟もしたのだから
もう二度とはないよ
さぁだから飛び乗んだ
存分に進め
人に甘えなく
自分に甘えない
言い訳て結局は
強がりの
自分に甘えていた
人間不信といふものは
本当はとても素直なのじゃないのかって
僕はやっぱり
色々と
まだ信じていたいからさ
人に甘えることを
絶対悪に置くのは
心が擦り切れそうなんだ
もうやめるよ
生存と存在の境界線を敷く者の苦悩
久し振りだなぁ
僕は
猫を助けた
そいつは
僕の仕事場の近くにある
出口の見えないトンネルの入り口で
泣いていた
家にいた僕は
どこからかその声を聞いて
夜の10時頃だろうか
そのトンネルに自転車を走らせた
おいで
僕がそう言うと
猫は泣きやんで
すっと寄り添ってきた
嬉しかった
猫を後ろに乗せて
何が食べたいかを聞いた
「うどんが いいな」
そう言ったので僕は
お気に入りのうどん屋に
自転車を走らせた
途中はなぜか
田んぼとあぜ道ばかりで
かたかたと自転車が跳ねて
立って後ろに乗っていた猫は
僕の肩を掴んでバランスを取っていた
うどん屋の手前にはコンビニがあって
そこに行くには手前の石段を上るしかなかったのだが
時間も時間なのか
5人ほどの暴走族が其処に屯していた
仕方ない 僕は彼らの間を通ろうとしたが
案の定呼び止められる
無視すると後ろから蹴りを受けた
後ろを付いていた猫は別の奴に捕まりかけていた
猫の手を引いてコンビニに逃げ込んだが
既に潰れていたみたいで廃墟だった
仕方なく猫を逃がして
僕は彼らの相手をすることにしたが
猫がいないと知ると興味がなくなったのか
それぞれ僕を一発ずつ殴ると
どこかへ行ってしまった
不思議と痛みはなかった
猫を探したが
どこにもいない
仕方なく家に帰ると
またあの泣き声とトンネルが浮かんだ
時計は午後11時を指していた
面倒に思いながらも
またそこに自転車を飛ばし
泣いている猫を捕まえて
今度は真っ直ぐ家に帰った
もう 大丈夫だよ
そんな事を言ったような気がする
ここで目覚めた
珍しく鮮明に残っていて
さらに良い夢だった
それが驚きで
それが嬉しい
それだけ