不可侵領域

人間航路先読みゲーム

編み込む糸に
彼らが掛かるように待つ

僕は紅茶を満喫する
釣りをするように
急がず 優雅に 待つ

とびきり美味しい餌をぶら下げて
頭から喰いつくのを
楽しみにしているよ

審判の日

其れが最後かどうかなんて
そんなものやってみないと
わからないだろう

無闇に決めつけて
選択肢を潰したくはない

思い込みに潰されるのは
もううんざりなんだ

決めつけも諦めも高望みもしない
過去を踏みつけて戒めに
今にかじりついて生きる

ズレ

地軸数度の違いで
僕らのこの世界が崩れてしまうのなら
今までの一瞬一瞬は
台本上における
仕組まれた奇跡の連続なのだろう

飢えも乾きも
赦されない

ガリレオ

医者にならないと分からないこともある

何を言おうと
知りたいところにたどり着くためには
相応の苦労が必要だと言うこと

着ぐるみの中から
箸を使って
豆を摘むような
そんな理不尽さをかいくぐる

そんな行為に近い
何事においても だ
面倒くさがるなんて以ての外だ

sweet little party

人に甘えなく
自分に甘えない

言い訳て結局は
強がりの
自分に甘えていた

人間不信といふものは
本当はとても素直なのじゃないのかって

僕はやっぱり
色々と
まだ信じていたいからさ

人に甘えることを
絶対悪に置くのは
心が擦り切れそうなんだ
もうやめるよ

d real m 6

久し振りだなぁ

僕は
猫を助けた

そいつは
僕の仕事場の近くにある
出口の見えないトンネルの入り口で
泣いていた

家にいた僕は
どこからかその声を聞いて
夜の10時頃だろうか
そのトンネルに自転車を走らせた

おいで

僕がそう言うと
猫は泣きやんで
すっと寄り添ってきた

嬉しかった

猫を後ろに乗せて
何が食べたいかを聞いた

「うどんが いいな」

そう言ったので僕は
お気に入りのうどん屋に
自転車を走らせた

途中はなぜか
田んぼとあぜ道ばかりで
かたかたと自転車が跳ねて
立って後ろに乗っていた猫は
僕の肩を掴んでバランスを取っていた

うどん屋の手前にはコンビニがあって
そこに行くには手前の石段を上るしかなかったのだが
時間も時間なのか
5人ほどの暴走族が其処に屯していた

仕方ない 僕は彼らの間を通ろうとしたが
案の定呼び止められる
無視すると後ろから蹴りを受けた
後ろを付いていた猫は別の奴に捕まりかけていた
猫の手を引いてコンビニに逃げ込んだが
既に潰れていたみたいで廃墟だった
仕方なく猫を逃がして
僕は彼らの相手をすることにしたが
猫がいないと知ると興味がなくなったのか
それぞれ僕を一発ずつ殴ると
どこかへ行ってしまった
不思議と痛みはなかった

猫を探したが
どこにもいない

仕方なく家に帰ると
またあの泣き声とトンネルが浮かんだ
時計は午後11時を指していた
面倒に思いながらも
またそこに自転車を飛ばし
泣いている猫を捕まえて
今度は真っ直ぐ家に帰った

もう 大丈夫だよ

そんな事を言ったような気がする

ここで目覚めた
珍しく鮮明に残っていて
さらに良い夢だった
それが驚きで
それが嬉しい
それだけ