甘い悪夢

とびきり長い

今日は集団生活
僕はゲームでずるをするからと言って
誰にも遊んでもらえずじまい

群れるのは好きじゃないから
いつも通り、音楽をかけていた

心配したのか
後輩二人がやってきて

「寂しくないんですか?」って聞くから
「仲間外れは慣れているよ」って返した

どこかに消えてしまった

日本語も通じないあっちの奴らは
ありきたりの感動映画のワンシーンを作り上げていて

僕はそれを傍らで冷ややかに見つめていた。

おはよう。

僕がただ思うことは
理解されないことの痛みというものを
僕はとうの昔に忘れているのかということ。

冬だね

中指立てたお前の

その顔に親指をねじ込む

ゆらゆらと
水面に従うように
目覚めるとそこにいて

あぁこれは夢だと
直ぐに気づいたから
その時点でどうでも良かったのだけれど

随分と外は騒がしいみたいで
やがて有名な顔が僕の浮かぶプールにやってきた
あぁ、アメリカの歌手か何かだったか

どうでもいい
興味は全く沸かなかった

それよりも
そいつの口から次々に飛び出る
くすんだ薄汚いピンク色の
猥雑な世間話を片耳に落として
酷い安心を覚えたくらいに

一通り話すと満足したのか
帰っていった

誰も来ないし
どうせ夢だし

飽きたから起きて
また眠りに就くことにした
現実味のない夢はひたすらにつまらない

君は可愛い

怪物のようだった

銀とステンレスに預けた生活をしてきて
強く感じたのは
必要なのは実用性だということ

飾りは要らない
どうせすぐ壊れるだけだから

尤も
どうせ壊すのならと
それを手伝ったら
怒る人ばかりなのが
意味が分からないのだけれど

多分
誰も彼も、無意識のうちに
僕を殺そうとしていて
それに過敏に反応してしまう

夜の電話とか
不在着信とか
呆れた笑いとか

嫌になるほど
本当は怖いものばかりで

色々と引き戻されるような
12月がやってくる
散々な夢を見たから
警戒線を再び張って

マレット

妙な発熱と
浮遊感に苛まれる

頭の重さに鬱屈を溜め込んで
動かない体を呪う

ほんの少し朧気な視界に
遠く見るのは夢か現か

邪魔をするのは誰か

少し長めの
ちゃんとした休日が欲しい
休日というそれだけで
休んだつもりにならないほどの

はやくしないと

飛んでみたいな

シーツ乱して、天井まで

安堵に包まれて眠れることが
ただ、嬉しい。

取れない電話
別離
不眠の日々

あの時に眠れなくなって
彼は死んでしまった

今でも電話が来る度に
僅かな恐怖心を抱くのは
多分そのせいで

不在着信 5件
さよなら

文字の並びが嫌な痛み

此処に書き連ねると言うことは
苦痛の記憶を引き起こすこと
それは即ち、命を削ることで

痛みで自我を保ちながら
少しずつ、周囲よりほんの少しだけ速く
死に向かうということ

そう
いつだって足りなかったのは
痛みで

昔は、質なんてどうでも良かった
ただ、どうにかなりそうな自分を抑えるだけの
圧倒的に暴力的な痛み

今は、違うから

命を削るだけが
痛みを受けることではない