その顔に親指をねじ込む
ゆらゆらと
水面に従うように
目覚めるとそこにいて
あぁこれは夢だと
直ぐに気づいたから
その時点でどうでも良かったのだけれど
随分と外は騒がしいみたいで
やがて有名な顔が僕の浮かぶプールにやってきた
あぁ、アメリカの歌手か何かだったか
どうでもいい
興味は全く沸かなかった
それよりも
そいつの口から次々に飛び出る
くすんだ薄汚いピンク色の
猥雑な世間話を片耳に落として
酷い安心を覚えたくらいに
一通り話すと満足したのか
帰っていった
誰も来ないし
どうせ夢だし
飽きたから起きて
また眠りに就くことにした
現実味のない夢はひたすらにつまらない