space me

やることが沢山
時間もあんまりなく

それでも急がないし
焦らない
余裕がないのではなく
飽きないだけ

やることに困らないのは
探す手間が省ける
僕はそれを
とても好いと思う

優先順位の概念が
薄いのだろうと
だから何もおかしいことはない

うまく歩けないよ

かつては
途方もない繰り返しだと考えていた
しかしそれには意味があった

同じ道を何度もぐるぐる回って円を作る
僕が何度も歩いた場所に草は生えなくなり
それが繋がって道となる

たとえ出来損ないにしたって僕は人間だから
完璧な一つの道を辿り続けるのは不可能で
円は広がっていく
それを悲しいと言ってやめてしまうのか
新しいものといって続けるのか
どっちが良いか、もうわかってるだろう?

この道はそろそろ舗装できた
随分荒れているが
次はあそこだ
少し休んだら行こうか

双極に罪を着せる

体は軽く

鈍い
息苦しさが止まないまま

踏み込む足を
片方
下に落とす

忘れているのは
レンズが濁っているということ

魚眼のように
隅々を見ることができない
盲目さを伴いながら
狭い視野から見たことを
全てだと誇らしげに言う

clearなfilterを通しても
全ては見えないというのに

蜃気楼ごっこは
楽しいかい?
足下の砂が眼を覆って
一寸先まで見えないまま

寝ている間でも
時間は止まらないから
見たものが全てだとか言うのは
悲哀の化身に過ぎない