d real m 6

久し振りだなぁ

僕は
猫を助けた

そいつは
僕の仕事場の近くにある
出口の見えないトンネルの入り口で
泣いていた

家にいた僕は
どこからかその声を聞いて
夜の10時頃だろうか
そのトンネルに自転車を走らせた

おいで

僕がそう言うと
猫は泣きやんで
すっと寄り添ってきた

嬉しかった

猫を後ろに乗せて
何が食べたいかを聞いた

「うどんが いいな」

そう言ったので僕は
お気に入りのうどん屋に
自転車を走らせた

途中はなぜか
田んぼとあぜ道ばかりで
かたかたと自転車が跳ねて
立って後ろに乗っていた猫は
僕の肩を掴んでバランスを取っていた

うどん屋の手前にはコンビニがあって
そこに行くには手前の石段を上るしかなかったのだが
時間も時間なのか
5人ほどの暴走族が其処に屯していた

仕方ない 僕は彼らの間を通ろうとしたが
案の定呼び止められる
無視すると後ろから蹴りを受けた
後ろを付いていた猫は別の奴に捕まりかけていた
猫の手を引いてコンビニに逃げ込んだが
既に潰れていたみたいで廃墟だった
仕方なく猫を逃がして
僕は彼らの相手をすることにしたが
猫がいないと知ると興味がなくなったのか
それぞれ僕を一発ずつ殴ると
どこかへ行ってしまった
不思議と痛みはなかった

猫を探したが
どこにもいない

仕方なく家に帰ると
またあの泣き声とトンネルが浮かんだ
時計は午後11時を指していた
面倒に思いながらも
またそこに自転車を飛ばし
泣いている猫を捕まえて
今度は真っ直ぐ家に帰った

もう 大丈夫だよ

そんな事を言ったような気がする

ここで目覚めた
珍しく鮮明に残っていて
さらに良い夢だった
それが驚きで
それが嬉しい
それだけ

lady girl bug

話してみたい

てんとうむし
こないかなぁ

僕は甘えている
彼らのように
飛び立つと決めて進めれば

散々刺して
感じた振りをさせられた
使い捨てられたのだよ
女みたいだな
一ヶ月耐えてさ

僕は多分
女に生まれたかったのだ
笑える

check

ある種の

自暴自棄だったり
自己試験だったり

紙一重だな

何か
ただ数少ない
良かった
ことの一つに収まりそうで

それならそれがいいんだ

wool will

久しぶりに毛糸に触れる
うん、やっぱり落ち着く

spangleとかpandaaとか聞いて
ゆっくりゆっくりと
夜を越える

特にあてもなく
紡ぎ続ける言葉と糸の束

約束