感情、欲望、期待
そういったものを全て捨てて
記憶から消してまで
生きてきて手に入れたもの
それが僕の
生活能力と向上心
もう棄てたものは
僕が捨てた以上
二度と手に入ることはないと思っていた
それなのに
そのはずだったのに
ひとつひとつ
確実に拾い上げて
また手渡してくれる
泥で汚して
影で隠して
見えなくしたはずの
様々な本音
持っていたかったもの
消したつもりだったんだよね?
説明なんて一切していない
にも関わらず、恐ろしい程に的確なそれら
今ではまるで
初めて目の当たりにするものかのように
触れる事への躊躇い
それすらも、判っているのが
ただ、嬉しい
想像以上に麻痺した
異常に固い感覚と心
ゆっくりと、解き解してくれる
本当の 感謝(驚)
犠牲にして手にしたものは
もうずっと僕のもの
これは使っていけると
信じた数少ない技術
諦めた犠牲を
拾い集めて組み立てる
そんなことが
赦されて、可能になる なんて
嘘みたいな本当の話
僕が自らにかけた
自己暗示を超えた素直
という自己暗示
一番大きな
自分を取り込んで作り上げていた
嘘の塊
作られた真実
完璧 だった
この壁が壊れていくのが
まだ怖いのだけど
それ以上に、とてつもなく嬉しいのだ
此処の把握は
僕の目では覆いきれなかった
其処に叩きつけられる選択
勿論、素直に生きたいのだ
選ぶのは、決めているから
戻らない とも