やっと、会えた。
獅子の黒は思っていたよりも
ずっとずっと、歪んでいなくて
柔らかい何か。
そんなものを纏った
それでも、確固たる黒
そう、その形だと
ただ、嬉しがる蛇の姿。
よかったね、その癖は
僕が渡せた、ささやかな恩返し
活きて生けるとも
如何なる形になろうとも
皆で、ね
ただ、ひたすらに
好い時間を満喫できたこと
蛇に、警戒心の塊だった
あの蛇に
漸く生まれた、安心の欠片。
君にも、勿論僕にも
大切なものだから
抱えているといいよ
あの黒を
黒で調和を取れるのは
君だけだろう、からね。