いままでのこと

恐らく
感じたことは
数回にしろ
あるはずだ

しかし
自意識がそれを否定し続け
認識にまでは至ることはなかった

何度でも言う
僕は認識をしない限りは
幾ら自然に感じたことも
嘘になってしまう性質

だった

今度ばかりは 言う
最後のチャンスなのだろう
否定を繰り返した彼も
今ではもう、その必要はなく

僕は単純にそう感じることを
有り得ない程に
まるで初めてではないように
すっと認識に取り込むことができた

僕の難解な自己理解を
同列の位置で汲んで
それを渡してくれる

分かった振りではなく
分かったつもりでもない
純粋に分かったことだけを
慎重に大胆にぶつけてくれる

無論、この認識にも
幾つもの問いかけを繰り返して
確認を重ねた

それでも
覆らなかったのだ

だから

いままでのことは
ながしてしまおう
それであたらしい
じぶんをみつけて

愛しい。

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