誰でも
言葉と言う刃は持っていて
それは刺さることもあれば
弾かれることもある
刺さり易い相手に
意識無く投げつけるナイフ
それは非常に一方的で無自覚の暴力
かつての彼がしていたように
自分の言葉が危ない と
強い自覚を持ってからは
扱いに気をつけるようになった
それに何も
刺し貫いて切り裂くだけが
ナイフの役割ではない
巧く扱えば
傷口に溜まった膿だけを
綺麗に削ぎ落とすこともできる
力任せに投げつけるのではない
それならただの物理的暴力と
何ら変化はないし
自らの時間や疲労についても非効率的
スマートな解決を狙いたい
特に、破壊に関しては
腐った心を刃で射抜いて
そのまま跡形もなく
燃やしてしまえる程には
後は加減を覚えて
傷口に巣喰う毒虫だけを殺せるような
しなやかさと鮮やかさを
君の言葉も君の言葉も
全部 刃なのだ
その認識を どうか