d real m 01

中学のときの数少ない友人の一人が
僕の所属サークルの劇を見に来た

一番仲の良かった友人で 高校は別になったが
今は薬剤師になる為に薬学部にいるはずだ
家業を継ぐためらしい
別に僕の考えを理解してくれるとか そういうわけじゃなく
単に話していて、面白かったから 仲良くなったのだと思う
多分お互いに 色々考えていることはあったのだろうが
今でも偶にメールを送ると
数日後に一言だけ返ってくる
生存確認か その程度で十分だと思っている

劇に関しては、僕は参加していなくて
後輩がメインになって作っているものみたいで
どうやら僕は友人と一緒に本番を見に来たようだった

余裕をもって開場前に会場に着くと
普段は閉まっているはずの扉が開いていて
中は用意が整っていなかった
外では多くの客が待ちぼうけを食らっていた
僕は友人をそこに残して、中に入り聞いた。
どうやら舞台が完成してないらしい
壁のパネルが届いていないとのこと
慌てふためく周囲を見て
女の子だろうか 後輩の一人が
その場を仕切りだした

ここで目が覚める
AM4:00

夢だとわかり、友人と話せると思って
すぐ眠ろうとした 
幸い眠りにつけて 夢も再開した

中途半端なままの舞台で決行しようとしていた
既に予定の時間から1時間延期され
外の客も不平を言っていた
が、友人は何も言わずに待っていた
僕は作業を見ていようと思ったが
友人のことを思い出して、またそこに戻った。

友人は不平ひとつ言わず、ただ「大変だな」と笑った。
僕はうれしかった んだと思う

ただ 夢だと 少しわかっていたから
友人に質問をした
夢 なら 予想通りの答えが 返ってくる と
夢 だから 答えは 自分で作れる と

「なぁ、お前はサークル 何やってるの?」

他愛ない 質問だった
けど それで十分だと思った

「あー 高校のときにな、ラグビーをやってて
今も続けてるよ」

予想外
僕の予想と違う
違う

彼が いた

夢だったはず なのに
夢って わかってたはず なのに

彼が そこにいた

劇が始まった
内容は覚えてない 始まるまでしか 覚えてない

ここで目が覚めた
唐突に うれしくなって
でも 悲しくなって
怖くなった

明日起きたら メールしてみようと思う

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