電車の中で、ふと思い返した
『自分は、いつからシロップに堕ちたのだろうか』
丁度良い機会と思ったので、書いてみます
結構長くなるので、数回に渡って続きそうです
高校に入った当初、僕は希望に満ちていた
忙しかったけど、それなりに充実してた
それ故か、音楽もBUMP一筋だった
どこにでもいる、高校生だった
でも少しずつ、歯車が狂いだして
俺は少しずつ疎外されていった
でも少し気づくのが遅かったみたいで
気づいたときには、周りに誰もいなかった気がした
いや、実際に誰もいなかったのだろう
そして始まった
無視
こんなことがあっても俺は、学校に行き続けていた
それが「必然」と思えていただけ、まだ正常だったのだろう
行って、勉強して、帰る
誰とも喋らない
それを繰り返す毎日
機械みたいだな、と今思う
人に救いを求めたく、なくなった
左手首には紅い筋が何本も入り
血を吸ったカッターナイフは少しずつ錆びていった
何で死ななかったのだろう
今思い出しても、不思議だ
そんなある日、何気なくCDを借りに行った
もしかしたら、本能的に救いを求めていたかもしれない
人以外の何かに
もう希望は見出せなかった
BUMPは、必要なくなった
当時好きだったACIDMAN等を一通り手に入れた後
適当に、何気なく「さ」行に目が行った
Syrup16g
前日に見たテレビと、掲示板などで
微かに名前が頭の隅にあった
1枚、手に取る
「Coup d’Etat」
ジャケットはただ真っ白で、何もなかった
何が「クーデター」なんだろう
少し、笑った
裏を見る
曲名があった
3、生きたいよ
4、手首
心なしか、リストバンドの奥が、少し痛んだ
傷が疼いた
呼んでる
呼ばれている
そして気づいたときには、それはもう籠の中にあった
続く