どんなに汚いことを書いていても
どんなに恥ずかしいことを書いていても
どんなに辛いことを経験してきても
それは一旦
僕の目を通して浄化されたもののはずだ
思い出すことは怖いことだけど
記憶を失うのはもっと怖い
ある種、改竄された記憶だから
それで生きてきたから
仮にこれをなくして
その出来事がそれ以上の存在だったとしたら
それはもう変えられない事実
自意識で手に負える範囲を逸脱している
だから
ここにいる
不良品の優雅な余生
どんなに汚いことを書いていても
どんなに恥ずかしいことを書いていても
どんなに辛いことを経験してきても
それは一旦
僕の目を通して浄化されたもののはずだ
思い出すことは怖いことだけど
記憶を失うのはもっと怖い
ある種、改竄された記憶だから
それで生きてきたから
仮にこれをなくして
その出来事がそれ以上の存在だったとしたら
それはもう変えられない事実
自意識で手に負える範囲を逸脱している
だから
ここにいる
君は単純だね
あ、褒めてるんだよ
だって、利用しやすいからさ。
灰を投げつける
錘をつけて
沈めた記憶が
たまに浮かんでくる
いつもは
また沈めなおす作業に入るのだけれど
掬い上げて
持って帰って
死ぬまで眺めてみたいんだ
夜店の金魚掬いを思い出した
水槽が僕の脳
金魚はおとなしいはずもなく
狭いところをそこかしこに
泳ぎ回る
一匹ずつ
ゆっくり
引き揚げて殺していこう
過呼吸
動悸
痙攣
寒気
が一気に起こる
不定期発作の原因が判った
原因というか
仕組み
安心したら
お腹が空いた
よぎる
音
祈っている
起きるのが判っているから
このまま窒息して眠ってしまいたい
助けてなんて叫ぶ喉も潰れるほど
声を乗せる空気が無くなるほどに
僕の周りが薄くなって欲しい
許しを請う為なら
謝るなよ
不快感しか与えないのは
変わらないのだから
あぁ不感症もう不感症
のたうち回る
人の形をした空気が
澱んでいるよ
やめて
汚いから
自意識過剰
その言葉がこんなにも
よく似合う
此の場所
誰もみんな
いなくなった
砂漠の砂は
動かさないと高くは売れない
そこにいるだけでは
価値はないよ
必要なのは
自分を叩き落とす音だった
底を探る
まだ落ちないならば
無理矢理にでも穴を作って
自分を追い詰めて落とした
やっと底に落ちる音
そこで這い回っていた彼女を見つけた
上にいるのは抜け殻だと
笑いながらそう言った
このくらい寒い方が良い
自分を殺すことにした
名前をなくして
またやり直そうと思った
もう登ることはしない
ただし床を押し上げて行く
落ちることもなく
上がることもなく
それが最善だと知ったから