あの精神を

研ぎ澄まされた神経を
関節に宿したままに
痛みを抱えながら
痺れに恍惚を覚えて
それでも心は一つを掴もうとせん

内包していたのは
底計り知れぬ瑠璃色の濁った寂しさ
それを認めずに
切り替える痛み傷み

突き詰められた其れを知って
無理矢理に動く呪われた力は削がれ
落ち着いて休むことを知る

包括していたのは
寂しさと傷みの混同で
原因不明の苦しみに変わり
認識を持ってからの8年間
僕を逃がさなかった

もう彼は知っているのだろう
呼ばなくとも出てきてくれる

もう
埋まらない寂しさでは ないと
知ってしまった
それは埋め方を知ったということ
だからこその寂しさに襲われる

癖なんだ
寂しさが余計なものを生み出して
痛みや苦しみをより一層に広げる
喪失の苦痛に対して悦楽を抱いた
嘗ての彼の幻影か、あの道化師の面影か

やはり未だに
くすぶっている のか

いずれにせよ
この二つを砕けるのは
今は僕ではない

それに
彼もきっと気づいているだろう
蒼が黒に触れた部分が
黒くなっているのがその証

そろそろ
一度ね
邪魔な痛みをまた抉り取っておくれ
捨てるのは得意な君へ

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