充電

彼女は地下室で眠り続ける
湿気った空気と
黴の匂いに囲まれて

今の今まで
一度も扉を開けられたことはなく
僅かな蝋燭の灯りが
彼女にとっての全てだった

鏡の無い場所
自分の姿さえ
一度たりとも見たことはなかった

白い肌に白い服
白いはずの壁も
届かない光の為に
暗いままでいた

もうずっと眠っている
いつになったら起きるのだろう
いつになったら扉が開くのだろう

色は彼女を救うのか
それとも殺してしまうのか

モノクロームのサイコロは
ずっと埋められたままだ

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