かこ かこ
首を回して
笑う梟
眼は決して閉じないで
対象を見据えたまま
くるりと顔を一回転
羽根の内側には
誰にも渡さないと決めた
大切なものだけを
そっと包み込む
羽根の外側は
一枚一枚が刺さる
雨のような翼
鬱陶しさに飛び立つとき
何枚かをはらって
その邪魔に
ひらり さくり
突き刺さるように
にや にや
舌をちらつかせ
笑う蛇
鋭い眼は思考を言葉に
口の中では舌で刃を研ぎ続ける
長い体を小さく巻いた 蜷局
蜷局の内側にも
存在しないと思っていた大事なものを
未だに軽い夢見心地を抱きつつ
精一杯の優しさで包み込む
蜷局の外側は
固い硬い鱗の刃
手を入れられると勘違いした奴は
串刺しにされる
どちらも、同じなのだ と
互いが互いを見て言う
しなやかな羽根
強靱な鱗
それぞれがそれぞれを
互いに欲し合うように
僕らは表裏一体であって
同一でもある
鋭さは君にもあるだろう
ベクトルが違うだけだ
しなやかに刃を扱うのは
僕にはまだできない
そうかな?
これは刃なんかじゃないよ
まだまだおもちゃの剣だ
なら、その意識こそが
しなやかさの証なのだろうね
苦笑いを浮かべた、蛇
あぁ
君のその天秤は
頼もしくも羨ましいよ
like a owl
like a snake
いずれは
君にも羽根を
僕にも鱗を