残酷な残害

這いつくばって
這い回った幾年

その中で
羽をもいだのかもしれない

それなら、もし
その時に行動を起こしたのが
他にいなかったら
どうなった?

あなただけだった でしょう
何人分考えて
何人分背負った?

3:0
己も含めるなら
4:0

時間を掛け合わせるなら
もう数え切れない

如何なる方法であれ
あなたしかするひとがいなかったなら
今更になって
動かなかった人間がそれに関して
不平を云う資格はない

だって、その時には必要だったこと
巧くやってくれれば好かったなんて
お前がやってから言えよ

僕はね
あんなところで死にたくはなかった
楽だったけど、つまんないんだもの
さなぎが腐っていくような気分で
飛び立てずに死を待つだけ

僕の苦しみだって
誰も知ってくれなかったから
一人になろうと決めた
苦しみの押し売りを喜んで買う程
僕にも余裕はなかったから

「俺は今まであんたにずっと従ってきた。今まで一度でも反抗したことがあったか?そう言うことだ、でも、もう限界だ、自由にさせてもらうよ。」

君が残れば
何か変わるの?

なんて、うん
聴かなくても
判ってるでしょう

無論
最悪の可能性だってある
但し、確率の問題じゃない
生きるか死ぬかの半々

みんなで死ぬか
一人、足を先に踏み出して
生きるか死ぬかを賭けるか
建設的な選択肢は
考えなくとも

それは 逃避 ではない
覚悟 と 決意 を卑屈に見ただけ

誰もが命を賭した
勝ち残れたのは運だけじゃない
根底にあった思考と行動が
引っ張り込んだ
当然の報いたる結果

此処で止めるつもりもないし
止まるつもりもない

だからこそ
付いて来れる人は
余裕ができたときに
手を貸したいと思うし
それができる自分でありたい

残酷ではない とは言い切れない
だけど少なくとも
残酷だと感じるのは、君の方ではない

受け手側が
残酷で狡猾に思うのか
厳格で羨望に思うのか
それが鍵なのだろう

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