爪弾くギターの

古ぼけたノイズが
唯一の確かなもの

随分に酷い夢を見る
悪夢というわけではなく
狂気的な自分に関する客観視の夢

家に帰ると
鬱陶しい人が居て

罵ればそれだけ
言葉が突き刺さって血を流すように
赦しを幾ら乞われようと
嘲いながら息絶えるまで刺し続けた

それは
僕の最初の頃の
行き場のない怒りの表れに似ていて
少しぞっとしたのと同時に
酷く懐かしいと感じた

暴れ足りないのは解っている
それは多分
あの頃より色々と巧くやる方法を知ってしまったから

なんだか
ほんの少し、名残惜しい気持ちも

今年の冬は
自然と何も怖くないんだ

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