今まで俺は、少なからず誰かを救ってきたはずだ
それは多分、その対象が自分以外の二人だったからであって
そのうちの片方を助ける
そうじゃない
助けないほうを壊す
そういった方法で救ってきたんだろう
誰かを救うことは、誰かを救わないこと
問題は
そこに自分が介入したときで
自分と誰かといった二択に迫られたときだ
あまり考えたくはなかったが
その状況に置かれていることに
気づいた時
俺はどう動くか
ひたすらに考える
仕方ない
やっぱり自分を救おう
もとい、そいつを潰そう
自分を捨ててそいつを救おう
そんなことも考えたが
それを繰り返すのは、あまりに悲しすぎる
それに
そいつを救ったことを
誰にも感謝されず
誰にも気づかれず
誰の心にも残らず
そんなことがあるのなら
そのときの俺の存在価値はない
身を挺してまで行った事が意味を成さないなら
自分の中で収めるしかない
無駄なことはしたくないし
何らかの形で残るようなことをしたい
だから私はここで書いてるのであって
そんな意思が無に還るようなことは
やっぱりしたくない