僕は四発の銃を空に撃った
銃声は此の世界に鳴り響いて
弾丸は雲を切り裂いた
そうすると空から羽の生えた何かが
ゆっくりと降りてきて
掴んだ弾丸を返してくれた
それは壊す為のもの
此処に投げるのは
そんな尖ったものではないはず
いつも君を包み込んで
くれているでしょう? と
それだけ言うとその何かは
またゆっくりと空に帰っていった
そっと目を閉じて
渡された弾丸を少しだけ握りしめて
ごめんなさい
涙を隠すように降ってきたのは
冷たく白い雪だった
『42℃のお題』より
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