自意識過剰
その言葉がこんなにも
よく似合う
此の場所
誰もみんな
いなくなった
砂漠の砂は
動かさないと高くは売れない
そこにいるだけでは
価値はないよ
不良品の優雅な余生
自意識過剰
その言葉がこんなにも
よく似合う
此の場所
誰もみんな
いなくなった
砂漠の砂は
動かさないと高くは売れない
そこにいるだけでは
価値はないよ
必要なのは
自分を叩き落とす音だった
底を探る
まだ落ちないならば
無理矢理にでも穴を作って
自分を追い詰めて落とした
やっと底に落ちる音
そこで這い回っていた彼女を見つけた
上にいるのは抜け殻だと
笑いながらそう言った
このくらい寒い方が良い
自分を殺すことにした
名前をなくして
またやり直そうと思った
もう登ることはしない
ただし床を押し上げて行く
落ちることもなく
上がることもなく
それが最善だと知ったから
自分に向けられる興味は
選別しても構わないが
自分に向けられる好意を
選別するのは許されない
だから離れた存在に
いつまでも縋り付こうとする
来るもの拒まず ?
そんなことは言っていない
興味と好意を
より分けることが重要なのだと
それには眼が必要で
鏡をちゃんと見ると言うこと
愚者は何処に
それは箱舟と言う名の監獄
猿の食べ物を貰って
猿に成り下がった
愚かな生き物の為の鉄檻
作業員は遊んでばかりだよ
笑っていても
時間は待っていてくれない
体が重い
眼が落ちそうだ
決別のはなむけに送る
かみさまをなかまはずれにしたら
おこってせかいをつめたくしちゃった
スイッチひとつで
自由にできる
ベルトコンベアを動かすか否か
作業員は
ちいさな
たくさんの
細胞たち
選べば
線を引けば
枠を作れば
世界はある程度自由にできる
それなりに楽しい毎日を
まるで罪を犯しているように
嘯く人たちが多くて
言うのは勝手だけど
君たちも
同じことをしているんだよ
或いはそれ以上に酷い
楽しみ方をしているかも
全ての人に
鏡を配給する
変わりすぎて疲れるぜ
寒さをあまり
感じなくなったような
息苦しさがいつも
眠るときに付き纏う
葬式みたいな
気分になる
僕はそこまで
すぐには綺麗になれない
時間を少し
下さいませんか
探ってるよ
瞬間瞬間で思い出す
その行為に
痛みが伴わなくなる
その時を
最初は
4年かかったんだ
もっと縮められるさ
縁を切る
それは負の意味じゃないと
確かに
君らは他人の中から
自己の存在が薄くなることを
怯えすぎているんだ
だから忌避するんだろうに
依存を笑う資格はないよ
無関心を快感と思える人間だけが
それを嘲る権利を持つ
言葉が出てこなくなる
そんなことはまだない
尤も、まだないだけであって
今夜か明日にでもそうなる可能性はある
のうのうとしている人が多すぎる
明日はどうなるのかわからないのに
考えずに明るくした方が良いではなく
もとより思考が存在しない人ばかり
いつだって
どこかで消滅への意識を抱えている
それが恐怖か安堵かはそれぞれであるが
その可能性を無視しない方が良い
言葉が止まる
それは
今の僕には恐怖と同義になるから
まだ準備はできていない
これは少し急ぐべきなのかもしれない