冷めた瞳と温もりを

「もう、いいだろう」

そっと静かに煙草の火を消して
彼はあの言葉を口にした

一生言うものかと
言えるものかと思っていた
その言葉は
煙のように宙を舞って
獅子の中にきっと潜り込んだ

やっと、見つけることができたのだ
彼も、そして僕も

此処が最終到着地点なんてことはなく
此処からやっと始まるのだ

はなむけの唄を贈る

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