飛んでみたいな

シーツ乱して、天井まで

安堵に包まれて眠れることが
ただ、嬉しい。

取れない電話
別離
不眠の日々

あの時に眠れなくなって
彼は死んでしまった

今でも電話が来る度に
僅かな恐怖心を抱くのは
多分そのせいで

不在着信 5件
さよなら

文字の並びが嫌な痛み

此処に書き連ねると言うことは
苦痛の記憶を引き起こすこと
それは即ち、命を削ることで

痛みで自我を保ちながら
少しずつ、周囲よりほんの少しだけ速く
死に向かうということ

そう
いつだって足りなかったのは
痛みで

昔は、質なんてどうでも良かった
ただ、どうにかなりそうな自分を抑えるだけの
圧倒的に暴力的な痛み

今は、違うから

命を削るだけが
痛みを受けることではない

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