宇宙のはじまり その確率
この寒さになると
思い出すのはやっぱり2年前の冬で
何かに怯えて
震えながら過ごした頃
寿命が縮まっていくような感覚
死に対する崇拝的な憧れ
全ての放棄
去年の冬なんて
薄っぺらすぎてどうでも良い程に
忘れちまった
あの頃焦がれた存在に
今やさして興味も無くなったのは
きっと全貌が見えたからで
どうやって生きているのかが
解らないほどの
神秘性を秘めているのが好き
だった
のに
今は
この背骨に通る手が
何よりも心地良いということ
求めていたものは
此処にある