疎遠の楔

このまま少しずつ嫌なものを切っていって
そうしていったら、全部なくなるんじゃないって

別に面白半分とか
暇潰しだけで攻撃する訳じゃない

皆、単に狡いんだよ
自分が綺麗なままで、やりたいことを通そうとするから

相応のものを手に入れたいと願うなら
汚れを浴びるのは当たり前だろうと
それなのに、拒んで逃げて
なすりつけようとするから

嫌なことばかり蘇る

殺しに来る人なんて居ないね

ノイズを殺して

部屋に閉じ込められ
時が経つのを待つ

夜の顔をした布を
ふわりと被り
行き場のないストレスを閉じ込める

あと
少し

関係するところまで切りたい
なんて、欲求を抑え込み

でも
あーあ
わっかんねぇよ

どうしよう かな。
どうするのがいいの かな。

今は
僕が壊れないようにだけ。
それだけ。

ゆくえ

その6文字に込めたのは
嬉しさでも怒りでもなく
悲哀と放棄と諦めか

涙を殺したのか
それとも、泣いたのか

そんな風にしか
やっぱり読めなくて

ふよふよと浮かび続ける悲しみが
漂流し続けることを選んだことに
僕は堪らなく悔しく思うのです

気紛れの猿も逃げだして
消化不良の鬱屈が積もる

此の話は此処で終わりにしよう

どうか、僕の予想が
当たっていませんように
それだけを祈って

対人相違

かつての彼が求めていたのは
恐らく自己の理論や思考を全て飲み込む程の
精神的支配と言ってもよかった

きっと彼は
彼の求める形での
唯の安堵が欲しかったのだろうと

彼は成長意欲を失っていた。
支配する という行為には
己の継続的成長が必要だとわかっていたから
そんな怖いことはできないと

当然
誰にも叶えられることはなく
そんな彼に崇拝する人まで現れる始末

あぁ

此処までこれて、好かったよ
もう支配される必要も、支配する必要もないから

僕はもう負けたり、しない
手に入れたいものには、見合うだけ
努力を積み込む
報われない努力があったとしても
其れ以外の選択肢がないのも事実

素敵になった と言ったんだ
その言葉、覆させるつもりはないよ。

爆弾の作り方

ひとつ、届いた。

巡り合えたのだろうか
それとも、全て捨ててしまったのか。

とにかくあるのは
懐かしいと思う程の虚無感。

もし、本当にそうならば
諦めたくは、ない

結末を先に読む悲愴
あぁ、やめよう

君の笑顔にもう飽きて

此処、数日
見ていた限りでは。

あぁ、やっぱり此処はクソだったんだと

自分が絶対正義であるように文句を言う輩
相変わらず無秩序の群れで作る秩序
馴れ合い、欺瞞、建前

彼の仕業なのか
全部透き通って見える
汚い
うんざりする部分

この場所で僕は毒にゆっくりと侵されて
抗うために異端と扱われることを選んだ

それでも、無理だった。

しんでしまったんだよ、いちど

君はよく生き延びたね
でもやっぱり、気持ち悪いだろう
当たり前だよ、君も僕も其処は同じだ

最低限、でいいだろう
関連物はとりあえず放っておけ
原因の根本のみ

切り離そうか。

あぁ、それと
随分愉しそうな玩具を見つけたようだね。
手慰みに、僕にも遊ばせてもらうよ

絶句の余地

鳴り響いたのは
耳の内側から響くような
鈍い鐘のような人の怒声

頭を揺らす
単発の怒号が
何度も何度も響いて痛い

うるさいよ
だまりなよ

不穏な空気だとすれば
今起こりうることは予想がつく

回して配って
備えておこうか

あぁ、本当にもう
毎月恒例だ

助けてくれって笑う

裁量の位置から下すのは
最良の選択とは限らなくて

対人関係において
決断を下した側は
その選択に後悔する場合が
どうも僕周辺には多く

強がって隠そうとする人ばかり

後になって
“間違ってたから、助けてよ”
って泣き叫ぶ人、人、人

うるさいなぁ
助けてよ は、僕の台詞だったんだ
誰も一度も言わせてくれず
君らのおかげで、ほら、泣けなくなった

君らももっと壊れたらいいのに

あぁ
ちゃんと泣きたいなぁ
無表情は嫌だけど、無理して笑い続けるのも嫌だから

なんとかするよ
壊されっぱなしは、気に喰わないから
それに今なら、なんとかできそうだし
とにかく眠って、起きて、話をして
ゆっくり行くとしましょうか

あぁ、うん
おやすみなさい

何時だって先に

ふと気づくのは
情報による分析よりも
感覚による探索を重視していること

かつては全くと言って良いほど
できなかった第六感の探知

でもそれだけじゃないのは
単純に文字から読み取れる情報の絶対量が
増えていること

恐らく、書いた本人が無意識で感じていることさえも
掴み取ることができるようになりつつある

感覚先行の分析は
修正をかけにくい点で危険な反面
成功すれば情報以上の認識と理解に
踏み込むことができるから

僕の場合は
情報で常時修正をとりつつ
切り替えせればいいかなと

根本を保つのは
今となっては感覚と理性の共存だから
両方使って巧くやればいいのだ

d real m 7

魚の眼をしたような彼女が
坂道の途中で僕を睨む

謝罪を送った人

不穏を感じながらも
声をかけに行くと
彼女はシャツの裾を掴んで

どうして放っておいたの

と呟いた

遊園地に行く約束をさせられた

僕がしたのだと言っていたが
其れまでに見に覚えが無く
その言葉を言われた瞬間に
記憶を植え付けられるかのように
その時の会話が再生された

何故か別々に行くことになり
僕が着いた時は其処に彼女の車があった
大量のぬいぐるみに埋め尽くされた車内を見て
ぞっとしたところで目が覚めた