魚の眼をしたような彼女が
坂道の途中で僕を睨む
謝罪を送った人
不穏を感じながらも
声をかけに行くと
彼女はシャツの裾を掴んで
どうして放っておいたの
と呟いた
遊園地に行く約束をさせられた
僕がしたのだと言っていたが
其れまでに見に覚えが無く
その言葉を言われた瞬間に
記憶を植え付けられるかのように
その時の会話が再生された
何故か別々に行くことになり
僕が着いた時は其処に彼女の車があった
大量のぬいぐるみに埋め尽くされた車内を見て
ぞっとしたところで目が覚めた
不良品の優雅な余生
魚の眼をしたような彼女が
坂道の途中で僕を睨む
謝罪を送った人
不穏を感じながらも
声をかけに行くと
彼女はシャツの裾を掴んで
どうして放っておいたの
と呟いた
遊園地に行く約束をさせられた
僕がしたのだと言っていたが
其れまでに見に覚えが無く
その言葉を言われた瞬間に
記憶を植え付けられるかのように
その時の会話が再生された
何故か別々に行くことになり
僕が着いた時は其処に彼女の車があった
大量のぬいぐるみに埋め尽くされた車内を見て
ぞっとしたところで目が覚めた
何とでも言えばいいよ
その言葉で僕を殺せるならね
陰口なら引きずり出し
正面なら戦いましょう
決めたことを曲げたいなら
当たり前だけど
納得させるそれ以上を持っている
その上で だよね?
ん、傷口は塞がったね
有象無象を有耶無耶にしない為にも
あらゆる可能性を考える
ほぼ割合による振り分けは完了していて
時間の経過と共に限定はされていく。
全てが確定的なのが、二つ
此処に関しては既に対策を展開済み
些か不明瞭なのが、二つ
うち一つは情報までは割り出せているので、出方によって対応可能。
残りの一つは繰り返しに過ぎない為割愛。
稀有の可能性が、一つ
恐らく此処に関しては自意識過剰
これは今日にでも削ってしまおうか。
とりあえず現時点での割合の大部分を占めるのは、この五つ。
加えて
見えない、未だ認識できていない可能性のある別の何かを調査中。
とりあえずあと2日程、油断はできない。
場合によっては、先に動いてしまおうとも、あまりしたくはないのだけど。
まぁ、そうか。
月末の調整に向けての、先駆けみたいなものかと少し解釈。
不信感とか、不穏感とか。
無意味に汚す存在に興味はないからね。
不明な要素は限定した。
不穏な空気は削除した。
不運な気配は回避した。
久しぶりに
澱んだ欲だけが混じりあう
肉片の海に釣竿を垂らす
余裕がある。
そう、釣とは本来待ち時間の間に
思索を巡らすことに愉しみがある。
狩りとは本質的に違い
わざわざ水に潜って身体を濡らしてまで
食べようとする必要はどこにもないのだ
さぁ、それに
どんな餌がお好みなんだろうね
暴れられると面倒だから
まずは陸上に引きずり出して
呼吸を止めてから食べてあげよう
文字の羅列と
行動の推移から
読み取れるものは、溢れる程に
この剃刀が切り裂くものは
白い二の腕ではなく
歪んだ欲の塊と
そこから生まれる空虚
あらゆる無謀を制して
あらゆる無理を殺して
あげるよ。
んで、また
次 か ?
本当に
本当に
皆様
タイミングが
素晴らしいね
獣が獣を呼ぶのか
なんて
何にしろ
猿回しは2回目
そんでそんで
思ったより振り回されてない
綺麗に預けられた感覚
じゃあ、あとは必要なところだけ
今年は暑いからね
冷たいものが恋しいでしょう、きっと
幸せそうに眠る蜷局は起きて
面倒臭そうに口から汚れた紙を吐き出した
それから眼を開いて
からころと筆と墨を一つずつ
可能な範囲で塗り変えるだけだよ
此の筆や此の墨程度じゃ
記憶を消すことはできないからね
だから、あくまでも可能な範囲
あとは記録して、繋ぐための準備も一応ね
かつて見たような
怒りに操られるような不安も見えず
不要な部分だけを何度も
着実に塗りつぶしていく
ふと顔を上げて言う
せっかくだから
その面倒事も
こっちで記録しようか
?
返答の選択肢のない質問
厄介だよって説明するのに被せるように
僕を舐めているのか?
したり顔
くすんだ桃色の塊を書き下していく
やっぱり、随分汚いね
でも、愉しめそうだし
役立ちそうだ
単純な雑魚すぎるから
逆に厄介なのだろう
必要以上の思考は不要
扱う言葉に振り回されているような輩に
必要以上の言葉は不要
端的に確実に
云いたいことだけを選んで
単純な言葉にしてしまえばいい
とりあえず
此は預かっておくよ
それにしても
猿と言い豚と言い
獣は言葉が通じないから
確かに嫌になるね
愉しそうに苦笑いを浮かべて
紙切れを再び飲み込んだ
僕に聞こえる此の声は何?
双子だって ね
経験も行動も思考も
違ったのに
其処には確実に
通じる何かがあって
根本に飢えた存在
きっとそんなものなのかと笑う
確かに
見えたんだよ
説明できないけど
確実な何かが
うん、生きよう
さいきんはほんとうに
穏やかに眠れるようになりました
思い出すのは
眠れなかったあの頃
午前4時まで浴びるように
飲み続けて
疲れて眠り
6時に起きて片づけをして
解散して
家に帰る
あの頃の家の存在は
何だったのだろうと
唯の寝床と言えども
眠れないままに
休まる場所?なんて
冗談も大概に
揺らぐような眠気に
身を任せられる今が
どうしたって
あの頃あって
研ぎ澄まされたものは
もう戻らないのだろうけど
そうやって生きたかったわけじゃなく
痛い苦しい憎いなんて
ほんとうは持ちたくなかった
うん
ずっと、好いんだよ
脱げて君は消えた
酷い眠気が襲いかかるせいか
音を掴む感覚が冴える
爆音の鳴る手前の刹那
水を打ったような静寂が堪らない
悦楽に近い快感が躯を駆け巡って ね
うん、やっぱりだ
紫陽花の花
余計な思い出が
脳裏を掠めた
暗いものを選ぶことは
格好いいとか
そうしないと人を寄せ付けられないとか
苛立ちに包まれて眠った
幸いな朝で何より
それでもあの家畜は
あの年まで屠殺もされず
もう食べる肉もないだろうから
あとはやっぱり
産廃処理場行きか
自己利益の追求のために
積み上げる言い訳なんかで
僕を殺せる なんてね
曖昧な覚悟ばかりだったよ
大概な程度にしてくれよ
大体の理解だけだったよ
日本語が通じない
日本人気取りの獣
思い通りの印象を
正確に与えるのだ