誰が勝者だ?
誰もが負け犬
というわけで、ざまぁみろ
誰が勝者だ?
誰もが負け犬
どうして2人は出会った?
あんたは俺を「進化前」を言った
でも残念ながら
俺が進化してもあんたにはなれない
空を選んだあんたに対して
俺は海を選ぶ
誰にも知られることなく
ひっそりと生きて
ひっそりと死のう
それか或いは
地を選び
たくさん殺して
死のう
ともあれ
同じ世界では生きられない
似てる
ただそれだけであって
それ以上はない
俺は、飛べない
誰も信じぬように
既にそこにあるものの存在を否定することは
言わずもがな難しい
自分自身が此処にいること
それすらも認めないと仕方ない
いや
此処にいる
ではなく
此処に居てしまっている
望んだわけでもない
知らぬ間に
勝手に存在させられて
意味もわからないまま
それを大事にしろと言われ
しんどいこと、この上ない
こういう時、価値観に頼ると楽になれます
自分が存在価値を認めない人は
俺はそれを人として扱わない
話し声は雑音になり
動きは目障りとなる
少しそれができるようになった
ただ、絶えず自分の存在価値を何かに見出しておかないと
俺が俺を殺すことになる
俺が俺に殺されることになる
結局どの状態であれ
しんどいのです
どれを選ぶか
迷うんです
いつもこうやって
同じことを繰り返す
鸚鵡のように
何回やっても
無意味で
無駄で
わかっている、それは
また、選ばないといけない
気が狂いそうだ
崩れ落ちる水溜りへと
俺は破壊しかできないが
破壊と平和は必ずしも相反するものではない
破壊から生まれる平和もある
だから俺はそう信じて
破壊する
その方が楽だから
役者も官僚もロックのろくでなしも
みんな負け犬でしょう
1人で生きていける なんてことは勿論思ってもいないし
できるわけないが
1人の人にずっとすがって生きていく必要もない
程よく付き合う人を変えていけば
1人で生きていると思い込めそうだ
こうやって俺は、また人を遠ざけていく
受け入れるべきもの
形に起こせない全て
何にもできないのは
何でもできることに等しい
逆もまた然り
僕の周りは
可能性のある不可能と
可能性のない可能で構成されている
僕自身でさえ
痛くないねぇ
「自分に嘘をつく」と言うが
自分の心情さえ分からない人間は
それが真実か偽りかすらわからない
うずくまってても
最近は、素晴らしい玩具が手に入ったので
それで暇を潰してたんですが
正直、同じことばっかりしてる玩具だと
厭きてくるんですよ
折角他のことをするように
電池を代えたり色々やってるんですが
どうもそれしかできないみたいなんで
遊び厭きました
ので、そろそろ壊します
あと何回かいじくってそれでも動かないなら
壊すしかないですね
また新しい玩具を貰えるまで待つか
壊すときって、楽しいんですよ
狂ったように動くこともあれば
死んだように止まったりもする
その瞬間だけ、俺が予想だにしない動きをする
それだけで満足なんだよ、そいつには
また他の玩具が貰えたら
同じように遊んで
同じように壊す
楽しいなぁ
え?その玩具は何かって?
秘密ですよ
まぁ、運が良ければ
そのうちわかるんじゃないんですか
運が良ければ…ね
僕の弱さを知ってたんだ
「ちょっくら死んでくるわ」
そう言って彼は姿を消した
まるで
また戻ってくるかのような言い草で
飯でも食いに行くかのように
彼はそう言い残して
姿を消した
「あぁ、じゃあな」
僕もそう言って
傷だらけの左手を振って
そいつを見送った
何処に行くか
どうやって死ぬか
それさえ知らなかったけど
何故か聞く気が起きなかった
数日後
奴が死んだのを聞いた
電車に飛び込んだらしい
奇跡的に顔だけは残っていたらしい
葬式の日
顔だけが入れられた棺の前で
奴の顔を前にして
僕は笑って
「おかえり」
そう言った
顔が少し動いた
そして奴は
炎の中に消えた
「ちょっくら死んでくるわ」
またそう言った
そんな気がした
どうせなら
俺の傷だらけの左手も
持って行ってほしかった
それだけが惜しかった
また左手を振って
奴を見送った
もう会えない
それはわかっていた
何でそこにいる
風を起こそう
そよ風でも、突風でも、台風でも、なんでもいい
風を起こそう
それで揺らせれば
揺らせることができるなら
そこにいてもいいんだ
風が吹くのを待っている暇はない
そんなんねぇ、言われたって
机の上
カッター
刃を少し出す
手首に当て
少し動かして
また刃を戻す
机の上
流れる血
リストバンド
染みて
見えなくなる
隠そう
いつかこの
黒いリストバンドが
赤黒く染まれば
いいのに
手首を切り裂く
かまいたちみたいな
風を起こせればな
ヒビだらけの瞬き