程なく人生を、卒なく終えれば

役者も官僚もロックのろくでなしも

みんな負け犬でしょう

1人で生きていける なんてことは勿論思ってもいないし

できるわけないが

1人の人にずっとすがって生きていく必要もない

程よく付き合う人を変えていけば

1人で生きていると思い込めそうだ

こうやって俺は、また人を遠ざけていく

腐乱死体みたいな気分で

うずくまってても

最近は、素晴らしい玩具が手に入ったので

それで暇を潰してたんですが

正直、同じことばっかりしてる玩具だと

厭きてくるんですよ

折角他のことをするように

電池を代えたり色々やってるんですが

どうもそれしかできないみたいなんで

遊び厭きました

ので、そろそろ壊します

あと何回かいじくってそれでも動かないなら

壊すしかないですね

また新しい玩具を貰えるまで待つか

壊すときって、楽しいんですよ

狂ったように動くこともあれば

死んだように止まったりもする

その瞬間だけ、俺が予想だにしない動きをする

それだけで満足なんだよ、そいつには

また他の玩具が貰えたら

同じように遊んで

同じように壊す

楽しいなぁ

え?その玩具は何かって?

秘密ですよ

まぁ、運が良ければ

そのうちわかるんじゃないんですか

運が良ければ…ね

閉じた瞼だけが

僕の弱さを知ってたんだ

「ちょっくら死んでくるわ」

そう言って彼は姿を消した

まるで

また戻ってくるかのような言い草で

飯でも食いに行くかのように

彼はそう言い残して

姿を消した

「あぁ、じゃあな」

僕もそう言って

傷だらけの左手を振って

そいつを見送った

何処に行くか

どうやって死ぬか

それさえ知らなかったけど

何故か聞く気が起きなかった

数日後

奴が死んだのを聞いた

電車に飛び込んだらしい

奇跡的に顔だけは残っていたらしい

葬式の日

顔だけが入れられた棺の前で

奴の顔を前にして

僕は笑って

「おかえり」

そう言った

顔が少し動いた

そして奴は

炎の中に消えた

「ちょっくら死んでくるわ」

またそう言った

そんな気がした

どうせなら

俺の傷だらけの左手も

持って行ってほしかった

それだけが惜しかった

また左手を振って

奴を見送った

もう会えない

それはわかっていた

っていうかお前は

何でそこにいる

風を起こそう

そよ風でも、突風でも、台風でも、なんでもいい

風を起こそう

それで揺らせれば

揺らせることができるなら

そこにいてもいいんだ

風が吹くのを待っている暇はない

そんなんねぇ、言われたって

机の上

カッター

刃を少し出す

手首に当て

少し動かして

また刃を戻す

机の上

流れる血

リストバンド

染みて

見えなくなる

隠そう

いつかこの

黒いリストバンドが

赤黒く染まれば

いいのに

手首を切り裂く

かまいたちみたいな

風を起こせればな

ヒビだらけの瞬き

遠い空の下で

下敷きになったっけ

仮面くらい、沢山持っておけばいいのに

あればあるほど、困らない

人に対して1つの態度しかとれないのは

結果自分が損をする

苦労をするのは、自分自身だ

腹の内に、どんな感情を秘めててもいい

重要なのは、それを表に出さないこと

ポーカー・フェイス

そうじゃないか?

ねぇ焦がして、そう焦がして、それだけで

その匂いで、悲しみが見失って、灰になって

人に自分の考えを読まれたら負けだと思ってます

だから曖昧な態度で

曖昧なまま

曖昧な世の中を

曖昧に生きよう

自分が狂うのを隠して、相手を狂わせよう

嘘を掴ませて、事実を曲げよう

どうせ存在すら嘘なのかもしれないなら

何をしても構わないだろ

俺が死んでも、俺が生きた証が永久に残ることはない

だから俺は、いてもいなくても同じ

でもそれは俺だけじゃなく

殆どの人間がそうだ

俺じゃなくても良い

代わりは腐るほどいる

汚しあって生きようと

傷を舐めあって生きようと

助け合って生きようと

結局、無意味なんだよ

どう生きようと俺の勝手で

でもその勝手さは

生きることの無意味さを知ってしまった諦めに等しく

いつ終わるかもしれない、決して降りれない列車に

知らぬ間に乗せられた、愚かな人で

電車から飛び降りて死ぬか

途中でレールが無くなって脱線して死ぬか

その2択でしかなくて

実に空しく、無意味で

やるせない

人生は旅

なるほど

目を開いていても

見えないものがある

目を閉じて初めて

見えるものがある

自分で目を閉じている事に気づかず

見えているように思い込んで

見えていなかったりもする

俺の目は、開いているんだろうか

それとも開いていると俺が思い込んでいるだけなのか

多分、俺自身ではわからない

誰かに言われないと

今は唯

目の前にあるものを信じるか、信じないか

それを自分で決めて

仕方なく生きていくしかないんだ

俺は

信じたくない

けど、それしか見えないんだ

信じるしかないだろ

莫迦みたいに

あぁ、厭だな

一生俺はハピネス

不幸もハピネスだろう

多分どちらかと言えば、俺は幸せな人間なんでしょう

日本に生まれて、衣食住に困らず、生きていける

貧困に苦しみ、生きたいのに死んでいく人たちと比べると

俺は本当に幸せすぎる人間です

それでも、死にたいと思うし
死のうとしたこともあるし

多分、あまりに我侭だ

でも、その幸せは

あくまで一般論

俺が幸せと感じないと

それは幸せじゃない

エゴだが、我侭だが、仕方ない

一生幸せなんか感じたくない

其の方が楽かもしれない

奇跡とか、希望とか、夢とか

そんな綺麗事、俺の目の前に並べるんじゃねぇ

反吐が出る

だから、本当はもう誰も信じたくない

何も感じないように感情を切りたい

そうやって逃げたい

そんな臆病者ですよ、俺は所詮