生きていける気がしない

今まで俺は、少なからず誰かを救ってきたはずだ

それは多分、その対象が自分以外の二人だったからであって

そのうちの片方を助ける

そうじゃない

助けないほうを壊す

そういった方法で救ってきたんだろう

誰かを救うことは、誰かを救わないこと

問題は

そこに自分が介入したときで

自分と誰かといった二択に迫られたときだ

あまり考えたくはなかったが

その状況に置かれていることに

気づいた時

俺はどう動くか

ひたすらに考える

仕方ない

やっぱり自分を救おう

もとい、そいつを潰そう

自分を捨ててそいつを救おう

そんなことも考えたが

それを繰り返すのは、あまりに悲しすぎる

それに

そいつを救ったことを

誰にも感謝されず

誰にも気づかれず

誰の心にも残らず

そんなことがあるのなら

そのときの俺の存在価値はない

身を挺してまで行った事が意味を成さないなら

自分の中で収めるしかない

無駄なことはしたくないし

何らかの形で残るようなことをしたい

だから私はここで書いてるのであって

そんな意思が無に還るようなことは

やっぱりしたくない

心があるなら飛べるさ

生まれたばかりの世界で

俺らが平和に暮らせているのは

どこかが平和じゃないから

どこかが平和になれば

どこかが荒れる

全世界が平和になるならば

次の瞬間に世界は滅ぶ

自分の平和が壊されるかもしれないのに

他の平和を願えるか?

自らの平和を望まない人間なら

それができるんでしょう

平和はこの上ない状態であろうが

それはつまらない

どうせ死ぬんなら

楽しくあれ

こんな話は、誰にだって良くあると

わかっているよ、それくらい

そう、そんな私は間違いなく悪魔です

自分の楽しみの為に人で遊ぶことに

何の抵抗も覚えません

何かを引き起こしても

第三者の立場で

何食わぬ表情で

そこにいる自分が見えます

ただ、いつも悪魔でいると

煙たがられて行動しにくいのが本音なので

天使の仮面を被って生きています

いつでも剥げますが

今はまだ、天使の仮面が使える時期なので

そっちは隠していますが

必要な時は剥いで

悪魔として動きますよ

天国から差し伸べられた手も

もう突き放そう

掴んだところで、血で滑って離してしまうから

悪いね、その手を汚してしまわぬうちに

引いてくれると嬉しいです

そう、こんな話は誰にだって良くあることです。

Rescue me

いつもそう言って

こんな歌、口ずさんでいた

「何やっても、止めないでください」

「あんまり考え込むなよ」

・・・

「冗談っ」

何考えてるんだか

自分に言い聞かせて

また歩き出す

邪魔なものは、壊せばいい

蝙蝠の如く

中立を維持する振りをして

適当なところで片方に着く

そんなことできねぇよ

両方から潰される

童話でも書かれている程有名なのに

これをやって痛い目を見る人間はまだまだ多い

モノは相談なんだが

『楽しく人格破壊できる方法ってあるかな?
いや、人格破壊が楽しいってことは判っているけど、何かこう、スッキリするようなやつ。』

友人の1人に、こんなメールを送った。

いや、友人と言うよりは、悪友と言うべきか

兎に角、俺の知り合いの一人に、このメールを送った。

一般的な感性と常識を備えた人間なら

「大丈夫か?」とか「何するつもり?」と言った

怪訝な目で俺を見るような内容を返してくるだろうが

奴は違う。

数分後、奴からの返事はこうだった

『相手の情報を詳しく教えろ』

普通に見れば、このメールを送った俺を含め、こいつは気が狂っている

そう思うだろう。

しかし、俺はこの返事を予測していた

この返事を期待して、こいつにメールを送った。

――――――――――――

もう2年も前だろうか

奴と俺は出会い、所謂友人関係になった。

しかし、些細な意見の食い違いから、険悪な関係になった。

それは周りを巻き込むほどの大規模な物になり

俺も後には退けなくなった

奴は裏で立ち回り、瞬時に俺を四面楚歌の状況に追い込んだ。

所謂、虐めがそこで発生した

俺はそこで、初めて死のうとした。

俺は、負けた。

ほんの1ヶ月くらいだろうか、僅かそれくらいの間に、俺は底に叩きつけられた。

その後奴とは、時間という治癒薬により無事元の関係を取り戻した。

だが俺は、そいつの手腕にどこか憧れを抱いていたかもしれない。

それ以来、『仕事』をするとき、奴に頼ることが多い

――――――――――

ともかく、そんな関係の奴だから俺は奴の返事を当然判っていた。

状況を説明する。

帰ってくる的確なアドバイスと作戦

奴との相談を繰り返す。

作戦が、完成した。

こうやって、また一人崩れていく。

今までもそうやってきた。

多分、これからも。

嘗て俺の精神を崩壊させ

さらに今の俺を構成する要素の殆どの元凶である

奴が

不思議なことに友人だ。

だが、嫌ではない

奴が偶に言う鳥肌の立つような冗談や

俺に教えてくれた刃物の知識も

俺には、良い薬だ

別れた女からのプレゼントをどうするかって?
程よく壊して梱包した後に送り返す。勿論着払いで。
怪我する物とかなら理想的じゃね?陶器とか
仮に向こうから文句が飛んできても「配達事故でしょ、何言ってるの」と返せば何の問題もない。
どうよ、最高じゃね?

楽しそうな顔で、歯を見せケタケタ笑いながらこんな事を話す。

確信を持ったその顔は、既に奴がそれを実証済だったからだった。

久しぶりに短編的な物を書いてみました。
フィクションって訳でもありませんが
完全ノンフィクションというわけでもないです

過去の事実を基にして書いたものなので
セミフィクションあたりに置いといてもらえれば